香川県高松市にある栗林公園は、国の特別名勝に指定されている日本庭園です。起源は寛永中期(1631年頃)にさかのぼり、生駒家が当地の豪族・佐藤家の庭をもとに南湖一帯を築いたのが始まりとされています。その後、寛永19年(1642年)に高松藩へ入部した松平家が5代100年余りをかけて拡張・修築を行い、延亨2年(1745年)に現在の姿が完成しました。明治8年(1875年)に県に移管され、一般公開されたのち、四国で唯一の特別名勝として広く知られるようになりました。 園内は南庭と北庭に分かれ、南庭は江戸時代初期から中期の特徴を残す回遊式大名庭園で、石組みや池の配置に格調の高さが感じられます。北庭は元禄年間に鴨場として造られ、明治末から大正期にかけて近代的に整備されました。6つの池と13の築山が巧みに配置された景観は、「一歩一景」と呼ばれるほど変化に富み、歩くたびに新たな表情を見せてくれます。 園内には藩主の休憩所だった「掬月亭」や、全景を一望できる「飛来峰」など見どころが点在しています。和船で庭園を巡る「舟遊び体験」や、桜や紅葉の時期に行われるライトアップも人気です。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星を獲得しており、国内外から多くの人々が訪れる香川を代表する名園だと思います。
夫婦松
芙蓉峰から見下ろす北湖と梅林橋の景観
商工奨励館
明治32年(1899年)に建てられた歴史ある建物です。もともとは香川県博物館として利用されていた施設で、のちに「讃岐迎賓館」としてリニューアルされ、現在では文化や産業の発信拠点として親しまれています。左右対称の美しい外観と、庭園の景観と調和した落ち着いた佇まいが印象的です。
Café de Ritsurin
栗林公園商工奨励館西館に2025年9月にOPENした庭園内Caféです。特別名勝・栗林公園の美しい景観を望みながら、四季折々の自然とともに穏やかな時間を過ごすことができます。館内は和の趣を残した落ち着いた空間です。
瀬戸内レモンスカッシュ、クラフトコーラ
台湾かき氷 宇治の粉雪
食べログ記録
かがわ物産館 栗林庵
東門そばにある香川県産の名産品や工芸品を一堂に集めたアンテナショップです。 館内には、讃岐うどんや和三盆、オリーブ製品、庵治石を使った工芸品など、香川ならではの魅力が詰まった約2,500点もの商品が並びます。地元企業や作家による限定商品も多く、贈り物や旅のお土産を探すのにも最適です。木の温もりを感じる落ち着いた空間で、香川のものづくりの奥深さに触れられます。
浅炊きあさり、粉末緑茶、箸置き
食べログ記録
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